会津三菱自動車販売株式会社

夏の終わりのメンテナンス – 会津の猛暑を乗り切った愛車の整備はディーラーにお任せ!

2023/09/13

こんにちは!代表の宮森正芳です。今年の会津の夏も厳しい暑さが続きましたね。連日猛暑日で、時には体温を上回る38度を記録する日もありました。夏バテ気味で疲れを感じていらっしゃる方も少なくないのではないでしょうか。

しかし、その厳しい暑さの中、私たちとともに走り続けてくれた愛車もまた夏の疲労を溜め込んでいるかもしれません。連日のエアコンのフル稼働、強烈な紫外線、炎天下での長距離走行…これらの要因は車に大きなダメージを与えています。私たちが夏の疲れを癒すように、愛車にもまた、適切なケアが必要です。

会津には、これから紅葉が美しく色づく秋がやってきます。紅葉狩りや味覚狩り、スポーツや芸術を楽しむための最高の時期です。そんな素晴らしい秋のドライブシーズンに向けて、愛車のメンテナンスを行いましょう。

このブログでは、会津の秋のドライブをより快適により安全に楽しむためにしておきたいメンテナンスポイントをご紹介します。

夏の終わりに行いたいメンテナンス

猛暑下でのシビアなドライブコンディションの中で、車は少なからずダメージを受けています。夏の終わりに起きやすいカートラブルは、「エアコンの故障」や「タイヤの劣化」、「紫外線によるボディの傷み」などです。秋のドライブを快適に楽しむためにも未然にトラブルを防ぐメンテナンスをしておきましょう。

1.夏に酷使したバッテリーをチェック!

強烈な日差しの中、短い時間車を停めただけで、車内はまるでサウナのような息苦しさに。このような状態で、多くの方がエアコンをフル稼働させていたのではないでしょうか。

エアコンは車内の温度を下げるために大量の電力を必要とします。特に、炎天下の車内を急速に冷やす時の消費電力は想像以上。エアコンは車の中で非常に電力を多く使う機器の一つで、夏に頻繁に使うことはバッテリーに大きな負担をかけます。

次に、大きな消費電力を要するのがエンジンを始動するセルモーターです。エアコンを使用しながらの短距離走行が多い場合、エンジンを起動する際のバッテリーへの負担が加わります。さらに、エンジンを冷やすための電動ファンなども電力を消費します。これらの要因が重なると、バッテリーの電力は急速に低下してしまいます。

夏の間に蓄積された負担で車のバッテリーはかなり消耗しています。そのため、夏が過ぎた今こそ、バッテリーのチェックやメンテナンスが必要です。必要であれば、バッテリーの交換も考慮しましょう。一般的に、バッテリーの交換目安は2~3年とされています。バッテリートラブルが増える冬を迎える前に、交換をおすすめします。

2.頻繁に使用したエアコンのメンテナンス!

夏の暑い日々は、カーエアコンを頻繁に使用するため、エアコンガスやフィルターの消耗が激しくなります。これにより、冷却性能の低下や不快な臭いの発生を招くことがあります。

カーエアコンがどのようにして涼しい風を生み出すのか、そのメカニズムを理解することは、メンテナンスの重要性を深く知る第一歩となります。具体的には、

  • ➀エアコンガスがコンプレッサーによって圧縮されて半液体状態になり、
  • ➁その後、コンデンサーに送られ冷却されて液化が進みます。
  • ③液体状態になったガスがエバポレーター内で噴射され、急激に気化することで、
  • ④エバポレーター内部が冷却され、冷たい風が車内へと供給される

という流れです。  ※エバポレーターとはカーエアコン内部にある熱交換器のこと

エアコンの性能を最大限に引き出すためには、以下のメンテナンスを適時実施することがおすすめです。

エアコンガスのリフレッシュ

システム内に混入した水分や不純物の除去

エアコンガスは水分を吸収しやすく、それによって冷房性能が低下していきます。システム内の水分や不純物を除去することで、本来の性能を取り戻すことができます。

定期的なエアコンガス量のチェックと補充

システム内から年間で5%ほどのエアコンガスが漏れ出てしまうため、ガス量の不足は冷却性能を低下させる原因になります。定期的にガス量をチェックし、必要に応じて補充することが大切です。

コンプレッサーオイルの交換

エアコンのコンプレッサーオイルは時間とともに劣化します。その劣化により、エアコンの潤滑性能が低下するため、オイルの交換が必要となります。これにより、エアコンの長寿命化やトラブルの予防が期待できます。

エアコン内部をリフレッシュして本来の性能を取り戻しましょう!!

エアコンフィルターの交換

エアコンフィルターは、エアコンのエバポレーターに風を送る手前に位置しており、クルマの空気をキレイに保つための大事な役割を果たしています。しかし、このフィルターが目詰まりすると、エアコンの効果が十分に発揮されなくなってしまいます。さらに、目詰まりはエバポレーターの汚れを招く原因ともなり、カビや花粉、ホコリなどの不純物がエアコン内部に溜まりやすくなってしまいます。

特に夏場は湿度が高くなるため、カビが繁殖しやすい環境が形成されます。このまま汚れたエアコンフィルターやエバポレーターを放置して冬を迎えると、暖房の効き目が悪くなるだけでなく、嫌な臭いの原因ともなりかねません。

秋、エアコンをあまり使用しない時期が、エアコンフィルターの交換に最適です!

エアコン内部の除菌・消臭

夏が終わり、心地よい秋の風が吹いてくるこの時期。もうすでにエアコンからの臭いが気になると感じている方もいるのではないでしょうか。

エアコンの臭いの発生源は、エバポレーターというカーエアコン内部にある熱交換器です。エバポレーター内に残る水分は、エアコンが稼働していない限り外部に排出されず、そのまま車内にとどまります。この閉じ込められた環境でカビや雑菌が繁殖するのです。

エアコンの使用頻度が少なくなるオフシーズンでも定期的にエアコンを稼働させれば、エバポレーター内の水分を外部に排出させることができますので、臭い発生の防止にはつながります。 しかし、もうすでに臭いが気になる場合は、専用のクリーナーを使って、エアコン内部を超粒子ミストで洗浄しましょう。エアコンフィルター交換と合わせて作業をすると効果的です!

3.夏の終わりのタイヤのチェック!

夏の日差しや高温の影響で、タイヤには大きなストレスがかかっています。この季節の変わり目にこそ、タイヤのチェックをしっかりしておきましょう。

タイヤはゴムでできているため、強烈な紫外線や高温にとても弱いです。紫外線に長時間さらされたり、高温のアスファルトに長時間接触していると、タイヤにひび割れや劣化が生じることがあります。さらに、夏の間に頻繁にドライブをした方は、タイヤの摩耗も進んでいるかもしれません。

そこで、秋のドライブを安全に楽しむために、以下の点をチェックしましょう。

  • 1.外観の傷みや変形:タイヤの外観にひび割れや変形がないか確認します。
  • 2.スリップサインの確認:タイヤがかなりすり減っていると、スリップサインが見えるようになります。これが見えると、タイヤの交換時期です。
  • 3.タイヤの空気圧:空気圧は、月に1回は確認するのが理想です。夏から秋にかけての気温が下がってくると、空気圧も低下してきます。低い空気圧のまま運転すると、燃費の悪化だけでなく、タイヤのバーストのリスクも上がります。

また、会津の冬ということも考えると、スタッドレスタイヤへの早めの交換も考慮すると良いでしょう。

4.クルマの日焼けをケア!

美しい肌の秘密、それは紫外線ケア。だけど、肌だけじゃないんです。愛車も、その秘密に気をつけなければいけません。

夏の季節は紫外線が強い時期となります。女性の方々はよくおわかりかと思います。シワや肌の老化の大敵、それはこの紫外線です。しかし、実は車のボディの最大の敵も、この「紫外線」なのです。

車の塗装も人間の肌と同じく、紫外線の影響を強く受けます。3~5層の塗装は、紫外線により表面から徐々に破壊され、塗装の深部まで進行することもあるのです。

最初の劣化はほとんど気づきませんが、知らず知らずのうちに紫外線によるダメージが進行し、車の色あせがはっきりわかるようになります。

でも、大丈夫!紫外線カット効果のあるボディコーティングなどでケアをすれば、このような問題は避けられます。

秋のドライブシーズンを美しく快適に過ごすためには、ガラス系コーティングの施工がおすすめです。ボディにガラス系コーティングを施すことで、車をツヤツヤに保ち、汚れや傷からも守ることができます。さらに、汚れが付着しても、水だけで簡単にキレイにすることができるので、長期的なメンテナンスも楽になります。

美しさと強さを兼ね備えた愛車で、秋のドライブを思い切り楽しんでください。ガラス系コーティングで、愛車の美しさを長く守りましょう。

まとめ

夏の厳しい暑さと日差しは、私たちだけでなく、愛車にも疲労をもたらしています。紫外線、高温、エアコンのフル稼働など、これらは車の各部にダメージを与える要因となり得ます。そこで、この記事では夏の終わりに特に注意すべきメンテナンスポイントをまとめてみました。

1.バッテリーチェック: 長時間のエアコン使用により、バッテリーは大きな負担を受けている可能性があります。2〜3年の使用を目安に交換を考え、特に冬を迎える前にチェックと必要なら交換を行いましょう。

2.カーエアコンのメンテナンス: エアコンの使用が増える夏にはガスやフィルターの消耗が進みがちです。エアコンガスのリフレッシュ、フィルターの交換、内部の洗浄を定期的に行うことで、冷房の性能を維持し、不快な臭いの発生を防ぐことができます。

3.タイヤのチェック: 高温によりタイヤが劣化しやすくなります。夏の終わりにはタイヤの状態をチェックし、特に会津の冬を迎える前には早めにスタッドレスタイヤへの交換も考えると良いでしょう。

4.車の塗装ケア: 紫外線は車の塗装にもダメージを与えます。ボディコーティングを行うことで、車の美しさを維持すると同時に、紫外線から愛車を守ることができます。

会津の美しい秋に向けて、車のメンテナンスに適している時期です。しっかりとメンテナンスを行い、秋のドライブを安全に、快適に楽しむ準備をしておきましょう!

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