三菱アウトランダーPHEVの特徴は?人気の理由や詳しい仕様を徹底紹介!
2024/06/02

2005年10月に日本国内で発売が開始された三菱アウトランダー。初代モデルでは、2,400ccのガソリンエンジンのみの設定でした。
そこから、年数が経ち、2012年に2台目アウトランダーが発表され、2013年からプラグインハイブリッドシステムが搭載されたアウトランダーPHEVの発売がはじまりました。
今回は、三菱アウトランダーPHEVの特徴や人気の理由に加え、詳しい仕様について徹底解説します。さらに、アウトランダーのこれまでの歴史や概要も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
アウトランダーPHEVの歴史に迫る

2012年11月30日に、プラグインハイブリッドモデルであるアウトランダーPHEVが世界初公開されました。
当時、世界初の4WDプラグインハイブリッドSUVとして発表され、2013年1月より発売が開始されました。
量産車としては、トヨタプリウスPHVに次いで、2番目となりますが、プリウスのようなコンパクトハッチタイプではなく、4WDかつSUVという三菱らしいテイストにプラグインハイブリッドシステムが搭載されたことで、多くの人から注目されたのです。
当時のシステムでは、EVシステムでの航続可能距離が約60kmであり、重量があるSUVにしては、非常に優秀な電費を実現していました。
2021年にGN0W型アウトランダーPHEVが発売

2021年10月下旬頃に日本国内向けのアウトランダーPHEVが正式に発表されました。さらに、発表と同時に受注が開始され、待望のフルモデルチェンジであることから、幅広い層から注目を集めていたのです。
高速道路同一車線運転支援機能である「マイパイロット(MI-PILOT)」が装備され、安全かつ快適な走行がさらにブラッシュアップされました。
そして、三菱自動車では初となる、「MITSUBISHI CONNECT」が搭載され、スマートフォンとの連携が可能になり、専用アプリを使ってエアコンや充電のリモート操作ができるようになったのです。
そのほか、コールセンターにつながるSOSコールに加え、セキュリティーアラーム通知などの機能も備わり、より先進的な車へと進化を遂げました。
さらに、2021年12月には、「2021-2022テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれ、三菱自動車独自の「S-AWC」の進化や、重量級SUVとは思えないほどの軽快なハンドリングが高く評価されました。
アウトランダーPHEVのグレード展開
ここでは、アウトランダーPHEVのグレード展開と価格について見ていきましょう。
2024年5月現在、アウトランダーPHEVは大きく分けて4つのグレードが展開されています。
グレード | 価格 |
M | 4,995,100円~ |
G | 5,498,900円~ |
P | 6,023,600円~ |
BLACK Edition | 6,304,100円~ |
グレードによって装備されている機能やパーツに違いがあります。たとえば、Gグレード以上であれば電動パノラマサンルーフをオプションで選択できたり、20インチのアルミホイールが標準装備となっていたりします。
そのほか、Pグレードでは、ヘッドアップディスプレイが標準採用されており、高い視認性が実現されています。
グレードによって仕様が異なるので、詳細は三菱の正規ディーラーにお尋ねください。なお、会津三菱自動車販売株式会社では、アウトランダーPHEVの実車をご用意しています。
試乗も可能なので、お気軽にお問い合わせください。
アウトランダーPHEVの優れた機能
ここでは、アウトランダーPHEVの機能や性能について詳しく見ていきましょう。
S-AWC (Super All Wheel Control)

アウトランダーPHEVには、三菱自動車独自技術の車両運動統合制御システムである「S-AWC」が搭載されています。
S-AWCとは、ツインモーター4WDをベースとし、ブレーキを電子的にコントロールするAYC*¹が加わることで、前後駆動力配分だけでなく左右の駆動力配分が制御されるシステムです。
S-AWCにより、あらゆる走行状態において、4つのタイヤの性能を最大限に引き出すことが可能となっています。
*¹ Active Yaw Control=ブレーキを制御することで、車両に働くヨーモーメントを最適に制御し、高い旋回性能と走行安定性を実現できる機能
さまざまなドライブモード
アウトランダーPHEVでは、7つのドライブモードが備わっており、路面状況などに合わせて選択できます。
【7つのドライブモード】

- NORMAL
- ECO
- POWER
- TARMAC
- GRAVEL
- SNOW
- MUD
アウトランダーPHEVには、さまざまなドライブモードが設定されており、ダイヤル操作だけで自由にモードの切り替えができます。
通常走行時は、ノーマルモードやエコモードに設定することで、高い燃費性能を引き出すことが可能です。
また、パワーモードに切り替えることで、パワフルでトルクのある走りを実現でき、高速道路などの合流や追い越し時などに役に立つでしょう。
そのほか、雪道などの滑りやすい路面を走行するときは、スノーモードにすることで、トラクションのかかり方などが電子的に制御され、安心した走行が可能になります。
優れたPHEVシステム

アウトランダーPHEVには、高効率PHEVシステムが搭載されています。航続可能距離については、以下の通りです。
グレード | JC08モード | WLTCモード |
M | 103 km | 87 km |
G, P, BLACK Edition | 99 km | 83km |
実際の航続可能距離については、エアコンの稼働状態や走行路面によって異なるものの、WLTCモードでは80km以上の数値となっています。先代モデルよりも約20kmも航続可能距離が延び、優れた電費・燃費性能を実現していることがわかるでしょう。
アウトランダーPHEVには、2.4Lエンジンが搭載されており、高い静粛性と効率的な発電能力が備わっています。また、エンジン付近には、高出力ジェネレーター(発電機)が搭載されており、エンジンの動力を功利鵜的に電気に変換することが可能です。
なお、フロントには85kwのモーター、リアには100kwのモーターが搭載され、パワフルでダイナミックな走りができるのが特徴です。
駆動用バッテリーの保証
駆動用バッテリーの保証については、以下の通りです。
- 駆動用バッテリー特別保証*¹:8年16万km
- 駆動用バッテリー容量保証*²:8年16万km
*¹ 初度登録(届出)後8年以内かつ、走行距離16万km以内に発生した故障などについて保証
*² 初度登録(届出)後8年以内かつ、走行距離16万km以内に駆動用バッテリー容量が66%を下回った場合に、無償で修理・交換
そのほか、保証適用の詳細については、正規ディーラーにご確認ください。
アウトランダーPHEVの充電、給電
ここでは、アウトランダーPHEVの充電や給電に関する細かい内容について、解説します。
アウトランダーPHEVの充電

アウトランダーPHEVをはじめとする、PHEVやEVを検討するにあたり、充電機能が気になる方もいるでしょう。
アウトランダーPHEVには、普通充電のみならず、急速充電やエンジンの力で充電できる機能が備わっています。
一般的なPHEVの場合、普通充電とエンジンによる発電にしか対応していないケースが多いですが、急速充電に対応しているのもアウトランダーPHEVの特徴といえるでしょう。
なお、充電時間の目安および特徴については、以下の通りです。
充電方法 | 普通充電(AC200V/15A) | 急速充電 |
充電時間の目安 | 約7.5時間 | 約38分 ※80%までの充電 |
主な設置場所 | 自宅、ショッピングセンターなど | 自動車ディーラー、高速道路サービスエリア、道の駅など |
特徴 | 自宅で太陽光発電を使って充電が可能。また、夜間の深夜電力を使うことで、太陽光発電システムがないご家庭でも電気代を抑えて充電が可能。 | 外出先で、休憩中などに短時間で充電ができる。 |
三菱自動車電動車両サポート

アウトランダーPHEVを含む、三菱自動車のEV・PHEVのオーナー様向けに、三菱自動車正規ディーラーをはじめ、高速道路サービスエリアなどに設置された充電器を使って、お得に充電できる充電カードが発行されます。
入会金は1,650円(税込)であり、基本料金は月額550~1,650円(税込)となっています。三菱自動車電動車両サポートに加入することで、全国のeMP充電ネットワークに加盟している充電器を使って、アウトランダーPHEVなどの車両をお得に充電することが可能です。
さらに、プレミアムプランでは、普通充電器の利用が無料なので、充電回数が多い方や、普通充電を使う機会が多い方は、プレミアムプランを検討してみるのもいいでしょう。
なお、専用アプリを使うことで、周辺の充電器を探せるだけでなく、充電器の満空状態を確認することが可能です。
アウトランダーPHEVの蓄電・給電
アウトランダーPHEVには、災害時などに活用できる蓄電池としての機能も備わっています。
AC100V最大出力1500W

フロアコンソール背面とラゲッジルームの2か所に100V最大出力1500WのAC電源スイッチが設置されており、車内でパソコンを使えるほか、電子レンジやドライヤーなども使用することが可能です。
車内でAC電源が使用できることから、キャンプなどのアウトドアにも十分活用できるのがアウトランダーPHEVの魅力といえるでしょう。
V2H (Vehicle to Home)

アウトランダーPHEVはV2Hにも対応しており、車からV2Hシステムを通し、自宅に送電することが可能です。満充電の状態かつエンジン始動による発電を合わせると、最大12日分*¹の電力量を供給できます。
*¹ 一般家庭での一日当たりの使用電力量を約10kWh / 日として算出
各自動車メーカーから、PHEVが発売されていますが、V2H非対応の車種も多くあります。三菱自動車のアウトランダーPHEVは、急速充電とV2Hに対応しており、充電・給電ともに優れた機能が備わっているのが特徴です。
まとめ|福島でアウトランダーPHEVなら会津三菱自動車販売株式会社へ

いかがでしたでしょうか。
今回は、三菱が誇るアウトランダーPHEVについて紹介しました。S-AWCなどの三菱自動車独自の技術に加え、高効率PHEVシステムが採用されており、優れた燃費性能と走行性能を実現しています。
さまざまなグレードが展開されており、予算や希望に合わせて自由に選べるのもアウトランダーPHEVの特徴といえるでしょう。福島でアウトランダーPHEVをご検討中の方は、ぜひ会津三菱自動車販売株式会社へお問い合わせください。